1セットでオールアウトさせる方法
皆さん、筋トレはいつもどのくらいのセット数で組んでいますか?
大体1種目3〜4セットというところでしょうか。
しかし1セットでオールアウト出来るとしたら、、、
時間短縮にもなるし、オールアウトを目指してやっているわけだから、早く終えられるほうが良いですよね。
1セットでオールアウトする方法。
それがあるんです!
今日はそのトレーニング方法についてまとめました。
ヘビーデューティートレーニング(HDT)
世間ではインターネットの普及などで様々なトレーニング方法の情報が溢れています。
どれが正しい方法なのか。
全て試していたら何年もかかってしまう。
全てを検証しなくても筋肉が大きくなる必要条件は見出せるはず。
その必要条件を探求していった人物が、マイク・メンツァー。
あのアーノルド・シュワルッツネッガーの最大のライバルとして活躍した伝説のビルダーです。
彼が生み出した高強度トレーニング法がヘビーデューティートレーニング。
①ノーチラスマシン開発者アーサー博士の理念をベースにマイク・メンツァーが考案
(ノーチラスマシンとは、理想の回転抵抗を生みだすノーチラスカムによって、動作全体に負荷がかかるように設計されたマシン。)
②各種目に対して1セットのみ。そして高強度(高重量を扱うというわけではない)である。
③全ての可動範囲で負荷が抜けないように、チーティング(反動動作)を使わず、正確なフォームで行う。
④従来考えられているトレーニング頻度と比較すると非常に低い頻度で良い。
つまり正しいフォームで動作を行える軽い重量でゆっくり、特にネガティブを意識したスロートレーニング法です。
ただ全ての可動範囲で負荷が抜けないようにするためには、
補助者が必要になること、またはノーチラスマシンを使わなくてはなりません。
種目例(1レップに必要な時間)
レッグエクステンション:ネガティブ4秒、ボジティブ4秒、ホールド2秒、計10秒
1セットで本当に筋肥大するのか?
しかし本当に筋肥大はするのか?と疑問に思う方も多いかと思いますが、
実際にノーチラス社が巨額の資金を投資して実験を行い、ほとんどの被験者が大きな斤量の増加が認められるという結果が出ています。
ただ従来のような多セットで行なっていたようなやり方、強度では筋肉の発達はあまり期待できないでしょう。
1セットしかやらないのではなく1セットしかできない
10セットと1セットでは、どちらの方が各セット限界に挑めそうですか?
答えは1セットですね。
なぜなら10セットこなすという計算が無意識に働き、10セットをこなす事が目的の中に含まれてしまうからです。
そのために強度を無意識的に弱くしてしまうのです。
つまりHDTは1セットしかやらないのではなく、
1セットしかできないということになります。
まとめ
1セットでオールアウトする方法。
時短にもなるし(おそらく30分が限界です)
怪我のリスクは下がる、
中級者以上の停滞期に特に良いし、
何よりメンタル強化に繋がる。
といったようなメリットがあります。
補助者がいないとなかなか行うことは難しいですが、多少意識するだけでもだいぶ違います。
あとオススメなのが、日本で唯一マイク・メンツァー氏にHDTを指導してもらった小川淳氏がHDTを元に考案したハイインテンシティトレーニング(HIT)です。
このHITであれば、補助者がいなくても自宅でできたり、もっと気軽にHDTを体験することができます。
HITはファシリーターというHITの手法を学んだ指導者がいます。
大阪にはジャングルジムという小川氏が経営してるジムがあり、直接HITの指導を受けることもできます。
(このジムからは毎日悲鳴のようなうめき声や叫び声が聞こえるそうですw)
僕は関東のファシリーターの方に指導してもらいましたが、毎回死にかけてますw