FTMの為のブログ

平成19年性別変更。嫁あり子あり。好きなものはビール、筋トレ、サーフィン、タイ料理。一歳になる息子が可愛すぎて毎日悶絶。基本真面目にFTMのFTMによるFTMの為の情報を発信していきます。

FTMはスクワットしてはいけない?

 


皆さん、スクワットしてますか?

スクワットは大腿四頭筋大臀筋ハムストリングスを鍛えるトレーニングです。

そして上半身をでかくしたいなら脚トレ、主にスクワットは必須です。

だって重い物を身体全体で担いでいるわけです。

上半身にも胴体にも刺激が入るのは当然のこと。

 

身体を木に例えてみましょう。

太い幹は枝も太く数が多くなります。

細い幹だと枝は細くなり数も少なくなりますよね。

それと同じ原理です。

土台をしっかりと作ることで上半身も育っていくのです。

脚のトレーニングで一番効果的なのがスクワットです。

主に前側の大腿四頭筋、お尻の大臀筋、後ろ側のハムストリングスの三つを鍛えることができます。

非常に良いトレーニングなのでお勧めしたいのですが、

ちょっと待ってください。

あなたが僕と同じようにFTMであるならば話は変わります。

理由その1 骨格の違い

男女の骨格には差があります。

それが謙虚に現れるのが肩幅と骨盤です。

肩幅は三角筋や広背筋などをうまく鍛えることで広く大きい肩幅を作ることは可能です。

しかし問題は骨盤です。

下の図のように

f:id:b-wave:20190608134929p:plain男性は縦に、女性は横に広がっており、骨盤自体の大きさも男性に比べて大きいです。

また大腿骨の付け根が男性よりも外側にある為、太ももの骨がYの字のようになっています。

男性は骨盤が広くないので太ももの骨が平行です。

さらに脂肪がつきやすく腰から下にかけて丸みを帯びてしまうのです。

理由その2 FTMは骨盤が広がりやすい

女性の骨盤は元々広がりやすいです。

それは出産という一大イベントに備えて作られているからなんですね。

なので意識していないとお尻がデカくなってるとか、脚が太くなっているということが結構あります。

しかし何故FTMは特に広がりやすいかというとあくまで持論になってしまうのですが、僕を含めた当事者、クライアントさんを観察、研究した結果なので割と確率的には高い方かと思います。

まず一つは猫背になりやすいこと。

これは胸の膨らみをなるべく目立たないようにと無意識に身体が丸まってしまい、結果猫背になってしまうことですね。

FTMの多くは経験してきたのではないでしょうか?

ナベシャツやサラシ等で抑えてはいましたが、やはり長年の癖はすぐになくならないものです。

猫背は背骨の歪み、そして骨盤の歪みに繋がります。

血流も悪くなり、浮腫みなどの症状にも表れてきます。

次にあぐらをかくことが多いこと。

あぐらは骨盤を広げる一番の原因です。

あぐらをかくと太ももが大きく左右に開く形になります。

この状態は骨盤が開いた状態なので、骨盤を広げる原因となるのです。

骨盤が開くと、お尻や太ももにかけて太く大きく見えてしまいます。

そしてこのスクワットも骨盤を広げる原因になってしまうことがあるのです。

スクワットの種類を選ぼう

スクワットにはいろんな種類があります。

種類を選んでやる事が大切なのです。

一番スタンダードなのがつま先をちょっと外側に向けて下にしゃがむ方法です。

主要な三つの筋肉にバランスよく刺激を与えることができます。

しかしこの方法は膝が少し外側に向けてしゃがむ状態になるので、骨盤が広がってしますのです。

この他にスモウスクワットもしくはワイドスタンスといって相撲の四股のようなしゃがみ方をするものもあまり良くないです。

コツはつま先をまっすぐに!

狭いスタンスもしくは広いスタンスでやるにしても意識してほしいことがあります。

それがつま先をまっすぐにすることです。

そしてしゃがんだ時に膝がつま先よりも外側にいかないことです。

(内側に曲がってもダメですよ、怪我の原因になります)

骨盤は膝が外側に向けられることのによって広がってしますので、それも極力防ぐことです。

これを意識するだけでも脚の筋肉の付き方も外の広がりを抑えることができます。

またスクワット以外のマシントレーニングもお勧めです。

レッグエクステンション、レッグカール、カーフレイズも忘れずにやりましょう。

カーフも鍛えない方が多いのがとても不思議なんですが、そこを鍛えると脚の凸凹感が出て男性らしい脚になります。

あと、有酸素運動は間違いなく脂肪をごっそり削ぎ落とせます。

お勧めは傾斜をつけてのウォーキング、バイク、クライムミルという階段みたいな通称踏み台昇降マシン。

ランニングなどあまり高強度なトレーニングだと筋肉も落ちてしまう割合が増えてしまうので、注意が必要です。

まとめ

スクワットが良くないというよりも方法が大事です。

その為には自分の身体をしっかり理解することが何よりも大事です。

肩幅が広い方狭い方、お尻が大きい方小さい方、背が低い方高い方。

骨格を変えることは出来ませんが、バランス良く改善することは可能です。

自分の身体を鏡で見てみましょう。

自分に合ったトレーニングをしましょう。