ホルモン注射の病院を転々としてきた僕が語るホルモン注射の病院事情
男性ホルモン注射を始めて、約15年が経ちます。
引越しや諸事情で病院を転々としてきました。
思い出すだけで6、7箇所ほどあったかと思います。
自分が打ち始めた頃は、診断書がなくてもできる通称闇病院というものが数多く存在していました。
今回は僕が通ってきたホルモン注射の病院の歴史をまとめました。
(閉院しているところもあるのであまり参考にならないかもなのでごめんなさい!)
初めての注射はおそらく闇に近い病院
一応ガイドラインに沿っていたのですが、一刻も早くホルモン注射を始めたかった為、診断書が出たその日に友人から教えてもらっていた病院に直行したのを覚えています。
新宿の雑居ビルで特に血液検査をするわけでもカウンセリングをするわけでもなく、すぐに打ってくれました。
・診断書無しでOK
・1回で4、5000円ぐらい
今考えるとかなりボッタクリで怪しかかったのですが、先生もいい人でしたし、アクセスもよかったので、結局1、2年通っていました。
今はもうやっていないようです。
二箇所目は歌舞伎町にある病院
友人から教えてもらったところで場所は歌舞伎町のど真ん中。
歌舞伎町には場所柄といいますか、ホルモン注射を取り扱っている病院が割と集まっていまして、その中でも有名でしたね。
ここも雑居ビルの一室で、MTFの方はもちろん、FTMの方が非常に多くそこで友達もたくさん出来たし、かなり長く通院いました。
おそらく人気というか有名だった理由は看護師さんの人柄だったと思います。
いつも親身に話を聞いてくれて、親から勘当された人や心に傷を負っている人など様々な人たちに対しても親のように力になってくれました。
このような病院は後にも先にもないと思います。
・診断書無しOK
・未成年も親権者の同意書無しでOK
・125mgで2000円
今は閉院しています。
保険適用で負担が下がる
前回の病院が閉院するという話が出た頃には、戸籍変更の手続きが済んでいましたので、 保険適用になる病院に移動することにしました。
川越の赤心クリニックと千葉のあべメンタルクリニック。
・診断書は必須
・未成年は親権者の同意書が必要
・どちらも混雑時が多い
・125mg700円弱?(すみません、ちょっと記憶が曖昧です)
ガイドライン推奨の病院ですので、診断書は必ず必要になります。
引っ越しに伴い、病院探し
もっと通いやすい病院がないかと探していたところ、またまた友人から教えてもらうことが出来ました。
新宿にある病院で、なんだかんだ一番長く通う病院になりました。
アクセスが良いのと泌尿器科などの専門院ではなく一般病院なので、空いている時間が多く非常に通いやすいです。
先生や看護師も良い方ばかりで、もちろん保険適用なので値段も良心的です。
・戸籍変更前でなければ診断書は必須
・ほぼ混雑しない
・125mg400円、250mg700円ぐらい
ネビドに変更
仕事の都合や環境が変わってきたので、毎月注射に費やす時間を減らしたいと思い、長期持続型のネビドに変更することに決めました。
割高にはなりますが、3、4ヶ月持続するということで年間3、4回の投与で済むわけです。
ネビドを扱っている都内の病院はいくつかありましたが、その中ではりまメンタルクリニックに決めました。
他の病院は診断書が必要なところばかりで、診断書をまた発行しなくてはならない必要があるということでした。
はりまさんはセカンドオピニオンとして通院していたところなので、問い合わせしたところまだカルテが残っているからすぐ受け付けてくれるとのこと。
この時はガイドラインに沿っててよかったとめちゃくちゃ思いましたね。
・保険適用外なので高い
・1回25000円ほど
・診断書は必須
まとめ
前はネット環境がまだ整っていなかったので、頼りになるのは自分の人脈のみです。
メル友とかで関東圏内のいろんなFTMの先輩方に会いに行ったりしましたね。
そこで病院とか評判とかを聞いて参考にしたものです。
今は誰でもネットで調べることができるメリットはあるのですが、情報がありすぎて逆に苦労することもあるかと思います。
病院の相性もやはりあるので、実際に行って自分で体感するのが一番良いかなーと僕は思います。