AIDを選ぶことを悩んでいる方へ
倫理的に間違っているのではないか、
安全性がないのではないか。
個人ドナーを使うAIDは確かにリスクはあります。
最初の難関が個人ドナーを決めること
慶応病院などで治療を行う場合は、基本的に患者はドナーと直接会うこともなく、
ある意味病院側に決められてしまうのですが、
AIDの個人ドナーは自分で選ばなくてはなりません。
選ぶ権利があることはメリットに感じるかもしれませんが、
デメリットの方が僕は大きいと思います。
子供の外見を決めるということ
流石に一度会ったぐらいでドナーを決める方は少ないと思います。
もちろん数回だけでも全て分かりませんが、ある程度性格などは読み取れます。
ただ問題なのは性格ではないと思います。
性格的なことは先天的なものと後天的なもので成り立つからです。
しかし外見は遺伝子の影響がかなり大きいと言われています。
僕は妻と一緒に実際にドナーと会ってドナーを決定しましたが、
やはりいまだにうっすらと相手の顔を思い出します。
たまたまラッキーなのか今の所、子供はめちゃくちゃ妻に似ているので気になりませんが、成長するにつれ変わってくるかもしれません。
もしかしたらその時、複雑な思いになるかもしれません。
ただそれは自分次第です。
未来は今をどうやって過ごしたかによって決まるだけです。
「最高な1日に積み重ねが最高の未来を作る。」
僕の大好きなAKIOさんの言葉です。
結論
正直僕らはAIDに対しての引け目とかも感じなかったし、
あまり悩まず進めることができました。
その理由は妻の年齢的なものは大きかったですが、
それ以上にお互いに僕たち夫婦の子供を迎えたいという気持ちが強かった、それだけです。
子供本人の気持ちはどうなるんだという人もいるでしょう。
もちろんアンチAIDもいます。
でも、生きているのは自分の人生です。
誰も自分の人生を保証してくれません。
自分が正しいと思う道に進もうとする気持ちが一番大切だと僕は思います。