FTMの為のブログ

平成19年性別変更。嫁あり子あり。好きなものはビール、筋トレ、サーフィン、タイ料理。一歳になる息子が可愛すぎて毎日悶絶。基本真面目にFTMのFTMによるFTMの為の情報を発信していきます。

バイト&仕事体験談シリーズ ④食肉卸会社

第4弾 食肉卸会社

基本ブラック オススメ度☆☆

 

なんだかんだ一番長く勤めていた業界。

自分が最初にいた所はまだマシだったが、次の会社はやばかった。

扱っている品物が品物なので、ちょいグロが苦手な方は見ないことをお勧めします。

 

必要なもの

・2、30Kgの肉の塊を担げる体力。

・包丁に抵抗ない。

・血に抵抗がない。

・グロ免疫がある。

・おじさんとのコミュニケーション能力。

 

 

内容

僕がいたのは、 食肉卸でもスーパーだったり精肉屋ではなく、

割と生き物の原型を留めている状態から解体していく卸会社。

 

まあ、なので鳥とか毛のついたまんまだし、子豚、ウサギとかも扱っていました。

フランス料理とかはウサギとか鳩とかジビエ系を結構使ったりするんですよね。

 

とにかく1日のほとんどは、肉の解体、加工作業。

 

メインは牛や豚で、ヒレとかロースとか細かく切り分け。

牛タンとかは皮を剥いたりするんだけど、見た目がまんまベロだから最初見たときは衝撃だよね。

 

とはいえ、人間慣れるもので、数ヶ月でそういう感情はなくなる。

 

ちなみに思ったより、匂いとかはない。

 

あと加工の他に配達作業もある。

加工した肉を営業前のレストランに配達するのだけど。

営業前にそして仕込み前に届けなければならないので、スピードが大事。

 

時間に間に合わずフライパンで殴られた先輩もいた。

 

一番ピリピリしてる時間帯だもんね、仕方ないよねw。

 

あと、冷凍肉や骨をカットするようの機械を使うこともある。

これが非常に危険。

 

注意しながらやれば大丈夫なんだが、慣れてくるとヤバイ。

上司は小指落とし、昔いた人は全指カット。

 

刃物を扱うってところがメイン。

 

なので怪我には要注意。

 

年齢層

 

事務以外はみんな男。

ほぼ40代以上のおっさんが占めている。

変わった奴もいたけど、それはまた別の話で。 

 

給与

 

初月から30万近くいったが、時給換算するとヤバイ。

ボーナスはそれなりに出た。 

あと、肉が支給される。

 

時間帯

肉屋の朝は早い。

6時〜との話だったが、実際は4時過ぎには出勤。

しかも定時がいまだに分からない。

というのもタイムカードがなかったので。

手書きの給与明細には残業代が書かれていたから、定時はあるはずなんだが。

 

繁忙期

肉の繁忙期は夏と年末。

夏はまだいい。

年末は本当に帰れないぐらいの作業量になることもある。

帰っても数時間後には出勤みたいな。

朝4〜22時勤務が2週間ほど続いたときはみんな亡霊と化してた。

なので体力と気力めっちゃ重要。

 

 メリット

・包丁技術が向上。

・肉に詳しくなる。

・BBQに肉を持っていくと喜ばれる。

(普通のスーパーより断然うまいので)

・肉には困らない。

・単純作業。

 

デメリット

・血とか多少臭いがつく。

・職人気質の人が多いので口が悪い。

・朝がめちゃくちゃ早い。

・夜遊び出来なくなる。

・怪我のリスクがある。

 

まとめ

 食品業界なので、割と飲食業界と近いところがあると思います。

なので、勤務時間は長く、休日も少ない方かと。

 

その代わり給料は高くなっているので、どっちを選ぶかですね。 

僕は結構加工作業が得意だったので、嫌いじゃなかったです。

 

この業界も絶対になくならないので、まあまあ安定感はあります。

が、零細企業が多いので不祥事あれば即終了の世界です。

 

肉屋や飲食店でよくある衛生管理とか産地偽装の問題。

やってるところ、少なくはないでしょうね。僕の考えですが。

 

知り合いのところはかなり待遇が良かったりするので、興味ある方はチャレンジしてみてもいいと思います。

 

マスターした包丁技術は、私生活でめちゃ使えますよ。