FTMの為のブログ

平成19年性別変更。嫁あり子あり。好きなものはビール、筋トレ、サーフィン、タイ料理。一歳になる息子が可愛すぎて毎日悶絶。基本真面目にFTMのFTMによるFTMの為の情報を発信していきます。

AID個人ボランティアのドナーという選択肢

個人ボランティアのドナーにした理由

国内のAID治療を行える病院は、現状ほぼないと言って間違いないです。

 

無精子症などに対しては個人病院などでも行なっているところもありますが、

 

GID患者に対してはほぼ皆無。

 

全国に転々とあるにはあるが、通院すること、待機患者の数を考慮すると、

 

到底待っていられない。

 

その理由は、妻の年齢のことが関係していました。

 

僕よりもやや年上の為、すでに高齢出産になってしまうことです。

 

高齢出産には母親・子供それぞれにリスクが高くなってしまうことが

 

一番懸念される理由です。

 

ただでさえ出産という命がけの行為であるのに、

 

さらに負担がかかることはなるべく避けたいですよね。

 

不妊治療も身体に負担がかかりますから。

 

なので、治療をする期間はいつまでという制限を妻と最初の話し合いで決めたのです。

 

そしてなるべく最短ルートで不妊治療を行う為には、

 

個人ボランティアのドナーでの方法しかないという結論に至りました。

 

どうやってドナーを探したか?

方法が決まったら、あとは行動に移すだけ。

 

海外では精子バンクは一般的であり、シングルマザーの人やもちろんLGBTまで

 

誰でも利用することができます。

 

クリオスという世界最大の精子バンクでは日本でも購入できますし、

 

ネット配送までしてるから驚きです。

 

それに比べて、日本は戸籍上夫婦であることなど様々な条件があり、

 

限られた人しかできない現状です。

 

さて、じゃあどうするか。

 

ネットでとにかく精子ドナーをググりまくりました。

 

思っていたより多い印象でした。

 

成功確率を載せている方、おそらく本番が目的であるような怪しい方などなど。

 

中には一般社団法人と名乗ったサイトもありましたが、

 

現在の日本では、法人の精子バンクは存在しないので注意してくださいね。

 

もちろんその中にも良いドナーさんもいらっしゃいますが、

 

法人っぽいから安心という訳でもないですから。

 

妻と相談しながら、とにかくネットだけで気になるドナーさんにコンタクトを取りました。

 

10人まではいきませんが、相当な数のドナーに実際に会って話をしました。

 

その中から2、3人に絞って最終決定をしたという流れです。

 

僕たちが求めていた条件は

・常識がある(突然連絡が取れなくなるなど)

・血液型が僕と同じ

・健康である

・現在、他に提供者がいない

など、本当はもっと詳細にありますが、ざっとこのような条件を満たす方で探しました。

 

実際にドナーが決定するまで、約半年近くかかりました。

 

長いと言えば長いかもしれませんが、

 

数年前の慶応病院ではカウンセリング待ちで半年、治療が始まるのが1年半以上となっていましたから、それに比べたらまだマシです。

 

ドナーが決まったら、早速不妊治療の開始です。